セッションとは? Sound and WAY Beyond (サウンド・アンド・ウェイ・ビヨンド)では、1つのセッションを1人の「ユーザー(利用者)」と考えてください。ユーザーの練習状況やテスト成績は、全てセッションに自動的に記録されます。セッションは最大5つまで作成できます。人工内耳を両側装用していて、左右別々にSound and WAY Beyondで練習する場合は、セッションを2つ作成して、「右」「左」などとセッション名をつけてもよいでしょう。 Sound and WAY Beyondを使用するには、まずセッションを開きます。セッションでは、練習やテストを行う、モジュールを変更する、成績を確認・印刷する、などができます。別のセッションを開く場合は、「セッション」をクリックして、「セッション」画面を開き、リストから開きたいセッションをダブルクリックします。新しくセッションを作成するには、「セッション」から「新規作成」をクリックして、「セッション」画面を表示し、新しいセッション名を入力してください。 モジュールとは? Sound and WAY Beyondは、基礎モジュールと上級モジュールに分かれています。それぞれのモジュールには、様々な練習グループがあり、各練習グループで練習やテストを行います。モジュールを変更するには、画面上部の「モジュール」をクリックして、ボックス内から実施するモジュールを選択してください。 練習グループとは? 各モジュールには、様々な練習グループがあります。各練習グループの練習やテストで、音声を用いた課題を行います。各練習グループで使用される音声は、「プレビュー」機能を使って、あらかじめ聴くことができます。練習グループを選択し、画面上部の「プレビュー」「練習」「テスト」のいずれかをクリックしてください。また、「成績」をクリックすると、練習やテストの成績が表示されます。 音声の「プレビュー」とは? いずれかの練習グループを開き、画面上部の「プレビュー」をクリックすると、画面に文字や絵などが表示されます。その中の聴きたいものをクリックすると、それに対応する音声が呈示されます。プレビューする音声が多い練習グループでは、「進む」「戻る」ボタンをクリックして、ページを移動してください。画面右側の「停止」ボタンをクリックすると、プレビューが終了します。 練習の進め方は? 各練習グループの練習は、難易度に応じてレベル分けされています。難易度が低いレベルでは、2つの音声の聴き分けを行います。聴き分けが上達するにつれて、2つの音声の差が小さくなっていきます。違う方を選択すると、選択した答えと正しい答えが交互に呈示され、比較しながら確認できるようになっています。さらにレベルが上がると、複数の選択肢から、呈示された音声に対応するものを選ぶ課題を行います。ここでも、間違えたものを選択すると、選択した答えと正しい答えを比較しながら確認できます。レベルが上がるにつれ、選択肢の数が増えたり、音声の差が小さくなったりします。 最も難しい課題では、音声が背景雑音の中で呈示されます。上級モジュールでは、さらに難易度が上がり、選択肢がない状態で、背景雑音の中で呈示される文章を聴き取る練習を行います。 「聴こえのチェック」を行うと、その成績に基づいて、推奨の練習レベルが緑色の下線で表示されますが、それ以外のレベルで練習することもできます。 テストを行う頻度は? テストを行うことで、ご自分の進捗状況を確認できます。テストでは、間違えた選択をしても、正しい答えは呈示されず、すぐに次の問題に進みます。また、テスト中、練習では使われなかった音声が呈示されることもあります。テストの成績に基づいて、推奨の練習レベルが緑色の下線で表示されます。テストは、比較的短時間で終了しますので、5-10回の練習ごとに、テストを行ってください。 成績表とは? 成績表には、練習を開始してからの成績がグラフで表示されます。定期的にテストを行うことで、成績を比較することができます。成績表には、テスト実施回数や練習時間も表示されます。「初回テスト成績」とは、最初にテストを実施したときの成績です。「最終テスト成績」とは、一番最近行ったテストの成績です。初回と最終の成績の差は、「成績比較」として表示されます。また、「このページを印刷する」をクリックして、成績表を印刷することができます。印刷した成績表では、レベルごとにトレーニングやテストの「まとめ」、「混同したペア」などが確認できます。 「速度」の機能は? 音声の速度を調整することができます。画面右下の「速度」アイコンをクリックすると、「速度調整」画面が表示されます。「速度調整を有効にする」にチェックを入れて、スライド上で速度を変更します。速度を変更すると、速度調整を表す数字が変わります(100 = 標準、< 100 = 遅い、> 100 = 速い)。速度調整を有効にすると、Sound and WAY Beyondの動作が遅くなることがあります。その場合は、「速度調整を有効にする」のチェックを外して、機能を無効にしてください。また、速度が速すぎたり遅すぎたりすると、音声が不自然になる可能性があります。 「音量」の機能は? Sound and WAY Beyondの音声出力レベルを調整します。画面右下の「音量」アイコンをクリックすると、「音量設定」画面が表示されます。スライド上で音量を変更してください。他の練習も、変更した音量で行いたい場合は、「今日の音量に設定する」にチェックを入れてください。通常、最大またはそれに近い音量で練習を行います。この音量設定は、スピーカやTV/HiFiケーブルの音量を調整するものではありません。